2017年05月04日

音の手のウチ

 手のウチを読む、という言葉がある。勝負にもあるが、文学でも音楽にもある ☆モノづくりには全体の構成がある。部分の組み立てが全体をつくる。どうつくるか、どう展開していくか、常套手段でないオリジナルな手でまとめて行くから面白い ☆ところが音楽でも手のウチが読めるつくり方がある。クライマックスに向かうための布石の音だったりする。読めた瞬間にシラケる。誰も使わない手で聴いたことのない音や響き、論調、展開の仕方が面白いのだが、安心して身を任せる手が多いようだ ☆劇音楽などその典型だが、しかしシリアスなはずの音楽にも堂々と分かりやすいコミュニケーションが闊歩していく。その方が表彰しやすいので価値があるようだ。そこで評価の対象外での闘いがあるのだが、手のウチが読めない世界は理解し難いことも合わせ持っている。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 22:34| 日記