2019年02月01日

フィナーレ(2)

 作曲には三つ種類がある。多くは一音から全て自分で描いた音楽だ。次に誰かに書かせる(依頼・委嘱ほか指導などの成果)、三つ目は「みんなでつくる」音楽 ☆一番目は多くの天才が人類の財産として作品を残しているし、現在も続々と生まれている。二番目の第三者につくらせることは、パトロンの存在や名作をつくる資金や環境をもった人びとを含め偉大な業績でもある。最後のみんなでつくることは、昔から世界の民族音楽を例に取るまでもなく音楽の原点になっている。本当に生きた音楽をつくり合い、表現し合うのはその分野だろう。でも誰かの実績が評価されて残ることは希だ ☆私の作曲はその三つの全てを実行して来た。どれも大切だが、三番目のみんなでつくり、優れた音楽に寄り添う時、自分の手柄としての記録が残りづらいものでもあるが他に無い素晴らしさを感じて来た。そこに精力を傾けてきた音楽家は少ない。そして時間と共に人の存在は忘れ去られる運命も持っている。妙な作曲活動を続けてきたものだと思っている。
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2019年01月31日

フィナーレ(1)

 長い間みなさまにお世話になりましたが、本ホームページを閉じることにしました ☆まだまだ発信材料は私にはあるつもりですが、本ページに訪問されますみなさまの受信材料としては物足りなくなったと思っています。1,300回ほどの記事でした ☆演奏会でも、子どもの歌や新しい分野とのラボレーションなどは計画されていて、お知らせしたいことは沢山あります。他の誰とも違った作曲家の道を歩むことを願った私の道中はこれからが面白いのかもしれません ☆ワイフの由紀子も残された仕事・勉強が多く、誰とも違う道を歩んで行くようです。海外で英語の著書を出しましたし、そう、日本女子大学名誉教授がラストかと思っていたら、もう一つ大学の教授職で呼ばれて仕事をさせていただいていますし、今年から東京大学の講師になってしまいました。他の人の進路や展開とは随分違うようです・・・などなど、残りの枚数を少々書き足して、幕を下ろすことにしました。ありがとうございました。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年01月04日

天才と凡才の狭間

 「蝶の谷」という拙作(合唱曲)がある。 You tubeで見た ☆以前はミクでも採り上げられた。現在小学校の合唱団が歌っている動画がアップされている。これが感心するくらい上手い!作曲家はいい演奏をしていただくと天才ではないか!と感動し、下手な演奏では凡才を披瀝したようで書いたことを悔やむモノだ ☆作詞家の「名村
 宏」先生の作品だ。亡くなられた奥様が名村先生の作品を何百回も口ずさんでおられた・・・ご本人の誕生日、缶ビールとつまみをテーブルに用意して、美味しく飲むためにお風呂に入った。そのママ亡くなられた ☆「蝶の谷はどこにあるんですか?」子どもの質問に「誰も知らない 冬の谷間に」あるんだよ・・・子どもが歌い上げる時、創り手のドラマも映し出される。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年12月03日

音楽づくりの作曲家

 音楽づくりと作曲は似ているようで違う ☆作曲家は無数の音の中からコンセプトに従って音を固定していく。もちろん再現では表現として固定された音たちが常に新たな装いで、明確なコンセプトの上に蘇ることができる
☆音楽づくりは作曲の方法を使いながらも、作曲者が固定(指定)した音から、つくり合う、演奏し合う人びとによって解き放たれていく。作曲という概念を拡げるのがそれだ。ということは作曲とは真逆の方向にある。だから作曲家は音楽がどのようにつくられ、音楽としてまとめられるかは知っていても、参加者が自在に音を組み合わせて音楽にしていくことには、許し難いものがある。作曲家が他の追従を許さない音楽を持っている人ほど、寛容に見守ることが出来ないことがそこにはある。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 22:30| 日記

2018年11月01日

みんなでつくるコンチェルト

 トーンチャイムとハープによる「コンチェルト」が今月30日(金)、東京オペラシティ・リサイタルホールで初演される ☆作品は拙作名になっているが、参加者全員でつくり演奏する音楽になっている。子どもは東京・世田谷区立尾山台小学校音楽クラブで、大人・一般は東京都の小学校の音楽の先生や視覚障がいのある人を含み、そこにハープの演奏家が加わった約30名の参加者である ☆「子どものつくった音楽」という一般的な表記のほとんどは、大人が枠をつくり体裁を整えたものだ。しかしこの音楽は、子どもが考えつくり表現することを、大人がサポートしてして同じ目線でまとめていく音楽になっている。そのための「音楽づくり」は、子ども同士で一回、大人同志で一回、合同で一回のみのワークショップで本番を迎える ☆日本現代音楽協会主催のアンデパンダン展だから有料演奏会になっている。子どものつくった音楽とバカにしたものではない。プロがサポートすると、その音楽はプロの作曲家の音楽に遜色のない世界を聴くことができる。入場券は完売だ。多くの人びとが楽しみにしてくださっている。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 09:48| 日記

2018年07月01日

リニューアルに向けて

 今年の三月で一度ブログを閉めました。私がブログを通して発信する社会的な役目を終えたと思ったからです
☆個人的な意見だけではなく、現代音楽を通した公益性のある社会的な活動の継続を鑑みて、私や仲間・チームのためにも私がもう少し本ブログから発信する必要があるため、今夏リニューアルして数年でも継続させていただくことにいたしました ☆ただ今準備中です
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 23:19| 日記

2018年03月31日

ありがとう

 ブログを開設以来18年間で約2,500本書かせていただいた。ほぼ全部お読み下さった人も数名おられた。感謝の気持ちで一杯だ ☆リニューアルするかもしれないが、ひとたび幕を引くことにした。皮肉なことに自作演奏会のお知らせなど続々と誕生しつつある。何かで伝わることだろう。アクセスしてくださった人びとのご健勝でのご活躍を、お祈りしています。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年03月15日

新作続々

 トーンチャイムの作品「祈りの鐘」が完成した。子どもから大人・障害の有無に関わらず参加できる音楽づくりから生み出される音楽だ。今年の晩秋までに公開演奏会で発表する予定だ ☆くらたここのみの詩に子どもが歌うう作品を多数書いた。子どもが一回で覚えて歌えるグレードだが、ピアノを含めた音楽の質は手加減していない。これも今年中にまとめて発表されるはずだ ☆室内楽と管弦楽曲の創作も盛んだ。でも演奏会の直前にホームページなどでお知らせできないのが残念。まだまだ新作を生み出すエネルギーと内容は衰えていない。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 11:57| 日記

2018年02月01日

型より入る

 物事には基本があり型がある。武道だけでなく音楽にもある ☆型とかマニュアルが無いと多くの人に基本から応用に拡げる事が難しい。しかし型に入ると出られない人も多い。出る必要もない、という人やジャンルもある ☆創造性はその基を生かして脱していくことだが、型を金科玉条に守る人が多い。音楽でもいまだに西洋に被れたままの人もいる。被れた同志の言葉は通じやすい。被れから脱却すると異なる見方も出来るだろうが、人は直ぐに保守に回るからなかなか型を超えることが無い ☆作曲に限らず、各種のコンクールなどを見ると、音楽が自由に飛び出さない全体主義のような型が拡がって行くように思える。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 17:23 | TrackBack(0) | 日記

2017年11月13日

音楽づくりの極致

 東京タワーで国際文化交流を含むフェスティバルが11月11日&12日に開催された ☆チリの民俗ダンスの音楽に、邦楽器とアジアの楽器にヴィオラを加えた音楽をその場で参加者がつくり、チリの人びとが踊った。文化の出会いと創造を同時にした画期的な作品がつくられた ☆この種の企画は難しく、誰も出来なかったし、伝統と創造のバランスも取れないキワモノになり安い企画になるのだが、音楽の先生方や音楽を専攻している大学院生が集い、美事にその場でお互いの伝統を生かして、国を超えた新作を公開することに成功した ☆音楽づくりの極致だと思った。若い世代が、上辺の物まねでなく、国境を越えた新しい世界を拡げたことに驚嘆した。ワークショップリーダーは、東京学芸大学准教授の石上則子先生が担当した。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 22:28| 日記