2018年11月02日

みんでつくる、その問題

 「みんなでつくる」というタイトルの音楽が私には多い。みんなでつくる良さと、問題がそこにはある ☆作品のコンセプトは重要だ。そこの提示やその後の音楽に対する関与もある。だから私も参加の音楽だという意味は大きい。そして音楽はつくる人や演奏する人、聴き合う人びと全ての人びとと共有するものだから、民族音楽の原点にもある通り、音楽そのものの楽しみが共有出来る。音楽を表現するだけではない人びとの音楽参加へのプロデュースとしての意味は大きい ☆目立たない点は、幾ら仕掛けて、音楽が大きな共感を呼んでも「誰のモノ?」となる。創作コンセプトへの評価は誰の目にも留まらない。故にみんなでつくる「シンフォニー」や「コンチェルト」が多数生まれても「みんながつくった音楽」でしょ!ということになり、著作権の対象としても問題が残る ☆ソンな創作参加かもしれない。素晴らしい音楽の瞬間はみんなのモノだから、音楽の専門家は要らないかもしれない。しかし誰にも評価されないが、いい音楽づくりには専門家のサポートがあった方がいい・・・世の評価の外にいる、名誉やお金にもならない、でも音楽する社会の全体を音楽でプロデュースすることに「めげない・ぶれない・あきらめない」。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 15:11| 日記

2018年11月01日

みんなでつくるコンチェルト

 トーンチャイムとハープによる「コンチェルト」が今月30日(金)、東京オペラシティ・リサイタルホールで初演される ☆作品は拙作名になっているが、参加者全員でつくり演奏する音楽になっている。子どもは東京・世田谷区立尾山台小学校音楽クラブで、大人・一般は東京都の小学校の音楽の先生や視覚障がいのある人を含み、そこにハープの演奏家が加わった約30名の参加者である ☆「子どものつくった音楽」という一般的な表記のほとんどは、大人が枠をつくり体裁を整えたものだ。しかしこの音楽は、子どもが考えつくり表現することを、大人がサポートしてして同じ目線でまとめていく音楽になっている。そのための「音楽づくり」は、子ども同士で一回、大人同志で一回、合同で一回のみのワークショップで本番を迎える ☆日本現代音楽協会主催のアンデパンダン展だから有料演奏会になっている。子どものつくった音楽とバカにしたものではない。プロがサポートすると、その音楽はプロの作曲家の音楽に遜色のない世界を聴くことができる。入場券は完売だ。多くの人びとが楽しみにしてくださっている。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 09:48| 日記

2018年09月10日

ハープ コンチェルト

 音楽づくりで生まれた作品を公開演奏する予定です ☆11月30日(金)18:30〜東京オペラシティ・リサイタルホール。出演は世田谷区立尾山台小学校音楽クラブ児童、音楽づくりのなかま(トーンチャイム)、ハープ=鈴木真希子の約 30名の演奏です。音楽づくりのなかまには、小学校の先生がた、視覚障がいのある一般のひと、学生などの混成チームです ☆作曲家はモードと音楽をつくって行く構造を提示します。子どもたちはそのモードを使って音楽をつくって行きます。大人はそれをサポートします。プロの演奏家(ハープ)は作曲家が書いた基譜と子どもたちのつくった音楽とを聴きながら即興で紡いで行きます・・・ ☆日本現代音楽協会主催の「アンデパンダン展」2夜の有料演奏会、その冒頭での披露です。私は「童楽」など四半世紀以上子どもとの協創を続けて来ました。ひとまとめと一区切りです。後は後輩の有志が創造的な活動を継続させてくれることと思っています。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 09:00| 日記

2018年08月02日

園田・加納賞

 文教大学は、多くの人びとが卒業後学校の教員になることでも有名だ。もちろん他の職業に就く人もいるが“作曲家”になる人はいなかった ☆音楽専修を卒業した「坂口野花(やか)」さんが卒業作品の時だけでなく、卒業後も私のところに尋ねてくださって、その後独立して舞台音楽のお仕事を始めてから三十年以上の月日が経っていた ☆この度、日本舞台音響家協会より舞台芸術の作曲で素晴らしい成果を上げた功績で「岡田・加納賞」をいただいた。私なりに指導助言のお手伝いをして、しかし実際は何も音楽に関することを教えなかった人の一人だが、その仲間で初めてご褒美をいただいた。我がことの様に嬉しかった。後輩を自慢するってホント嬉しい!どこかで彼女の音楽をみんなで(芝居と共に)見聞していただきたいと願っている。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント

2018年07月01日

リニューアルに向けて

 今年の三月で一度ブログを閉めました。私がブログを通して発信する社会的な役目を終えたと思ったからです
☆個人的な意見だけではなく、現代音楽を通した公益性のある社会的な活動の継続を鑑みて、私や仲間・チームのためにも私がもう少し本ブログから発信する必要があるため、今夏リニューアルして数年でも継続させていただくことにいたしました ☆ただ今準備中です
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 23:19| 日記

2018年03月31日

ありがとう

 ブログを開設以来18年間で約2,500本書かせていただいた。ほぼ全部お読み下さった人も数名おられた。感謝の気持ちで一杯だ ☆リニューアルするかもしれないが、ひとたび幕を引くことにした。皮肉なことに自作演奏会のお知らせなど続々と誕生しつつある。何かで伝わることだろう。アクセスしてくださった人びとのご健勝でのご活躍を、お祈りしています。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年03月15日

新作続々

 トーンチャイムの作品「祈りの鐘」が完成した。子どもから大人・障害の有無に関わらず参加できる音楽づくりから生み出される音楽だ。今年の晩秋までに公開演奏会で発表する予定だ ☆くらたここのみの詩に子どもが歌うう作品を多数書いた。子どもが一回で覚えて歌えるグレードだが、ピアノを含めた音楽の質は手加減していない。これも今年中にまとめて発表されるはずだ ☆室内楽と管弦楽曲の創作も盛んだ。でも演奏会の直前にホームページなどでお知らせできないのが残念。まだまだ新作を生み出すエネルギーと内容は衰えていない。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 11:57| 日記

2018年02月10日

魅力発進

 音楽の魅力、自分が専門とする出会った楽器の魅力、名曲や人との出会いの感動を、子どもにも分かる内容でみんなに話して欲しい ☆音大生に課した話題だが、聴き手も私も「なるほど」「凄い」「感激」という反応は一回も無かった。課題の出し方が悪かったのか、学生の心に引き出しを開けることが出来なかったのか不明だが、実につまらない応えしか帰って来なかった。きっと専門にする音楽と向き合った感激があったからだろうが、だれもそれを語れなかった。いや本当に無かったのかもしれない、とさえ思った ☆フルートが何故好きになったのか、それで何をみんなに伝えたいのか、将来どうありたいのか、誰も語ることは無かった。先生に言われた通り、まるでコピーを繰り返すように、日課をこなしている。全員がそうではないだろうが、ほとんどの卵は茹で上がっていた。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 21:28| ドキュメント

2018年02月01日

型より入る

 物事には基本があり型がある。武道だけでなく音楽にもある ☆型とかマニュアルが無いと多くの人に基本から応用に拡げる事が難しい。しかし型に入ると出られない人も多い。出る必要もない、という人やジャンルもある ☆創造性はその基を生かして脱していくことだが、型を金科玉条に守る人が多い。音楽でもいまだに西洋に被れたままの人もいる。被れた同志の言葉は通じやすい。被れから脱却すると異なる見方も出来るだろうが、人は直ぐに保守に回るからなかなか型を超えることが無い ☆作曲に限らず、各種のコンクールなどを見ると、音楽が自由に飛び出さない全体主義のような型が拡がって行くように思える。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 17:23 | TrackBack(0) | 日記

2017年11月13日

音楽づくりの極致

 東京タワーで国際文化交流を含むフェスティバルが11月11日&12日に開催された ☆チリの民俗ダンスの音楽に、邦楽器とアジアの楽器にヴィオラを加えた音楽をその場で参加者がつくり、チリの人びとが踊った。文化の出会いと創造を同時にした画期的な作品がつくられた ☆この種の企画は難しく、誰も出来なかったし、伝統と創造のバランスも取れないキワモノになり安い企画になるのだが、音楽の先生方や音楽を専攻している大学院生が集い、美事にその場でお互いの伝統を生かして、国を超えた新作を公開することに成功した ☆音楽づくりの極致だと思った。若い世代が、上辺の物まねでなく、国境を越えた新しい世界を拡げたことに驚嘆した。ワークショップリーダーは、東京学芸大学准教授の石上則子先生が担当した。
posted by Dr.ひ〜ろ〜(坪能克裕) at 22:28| 日記